”足踏みする人の背中を押す
アツい美術系スポ根漫画”
※漫画7巻の帯の言葉を引用させて
いただきました。
いよいよ来月からアニメが始まるので、
思い出すために復習も兼ねて読み直し。
昨年漫画大賞に選ばれて、速攻本屋へ走りました。
主人公の高校2年生の矢口八虎くんが、
美術の世界に目覚めて、日本一受験倍率が高い
東京藝大の絵画科目指して美術予備校へ
通うんですが、読んでて思い出しました。
高校生の頃、何を思ったのか私も美術の道を
目指していた時期があり、美大受験専門の学校へ
放課後通ってました。
もうその世界がまさにブルーピリオドみたいに独特過ぎて。
初日、ドキドキで行ってみたら、
みんなでゴミ捨て場へ行き、自分が描くモチーフを
探せと言われ、見つけたら教室に戻りひたすら制作。
私の隣の女子は、カセットテープのテープの部分を
シャーッっと引き抜き、作った造形物に巻き付けだして、
その恍惚とした横顔が眩しくて、
この子にはきっと才能があるんだな~と
当時やばいとこ来ちゃったなと焦りました。
あとは兎にも角にもひたすらデッサン。
何回描いても先生から、私の描く石膏デッサンは
自画像になってると言われ、ここからなかなか
抜け出せず、デッサンが嫌いになり、美術への道は
早々と諦めました。
その後妹が同じ学校へ通いましたが、
現役で某大学の芸術学部油絵専攻へ合格したので
やはり才能の違いを見極めるの大事だな・・・。
(結局私はアートとは無縁の医療系へ進みました)
やっとやりたいことが見つかった主人公の言葉で
刺さったのが、
「俺の心臓は今動き出したみたいだ」
なんて尊い瞬間だろう。
高校生の1日は成人にとっての1週間らしい。
主人公が美術の世界の本当の厳しさとか、自分と向き合い
悩んだりして当然壁にぶち当たったりするんですが、
そういうのも全部、青春だな~としみじみ感じました。
昨日の夕飯時のリツがボソッと言った言葉↓
最近ローランドの本をちらっと読んだせいか、
名言ぽく聞こえてしまった・・・謎。
息子にも心臓が動き出す瞬間が
きっとあると信じたい。